山梨学院パブリシティセンター
 

研究室探索〜教員の素顔に迫る〜
第9弾 山梨学院大学・名取貴光 准教授

名取貴光 健康栄養学部准教授
山梨大学工学部卒業
山梨大学大学院医学工学総合教育部人間環境医工学専攻博士課程修了
博士(医科学)

【担当科目】(2019年度)
生化学、生化学実験T、食品学総論、健康栄養特講B(生化学・食品学)、基礎演習U、専門演習T

【取材対応・講演対応分野】
山梨県産の農産物(甲州小梅・桃・ぶどう・サフラン・山菜など)の健康効果や機能性

各教員の研究室を巡り、教員の研究内容や趣味など素顔に迫っていく企画。第9弾は、今年度の山梨学院大学ベストティーチャー表彰を受賞した健康栄養学部の名取貴光准教授の研究室・実験室を訪ねた。名取准教授に研究内容や座右の銘、趣味などを聞いた。

■研究内容
神経科学分野を中心に、日常の食生活による神経変性疾患の予防効果について研究し、病気予防や健康寿命を延ばすのに必要な食事(栄養素)の研究にも注力している。名取准教授は「脳の中の神経細胞が死んでしまうと認知症など様々な病気や障害が起こってしまうので、神経機能の障害が起こらないように食事や栄養面から予防するための研究をしています。また実際に障害の発症やケガなどにより神経細胞が脱落した場合に、神経細胞の再生がうまくいくためにはどんなことが必要かを考察しています」と解説。また今年10月まではアメリカ・カリフォルニア大学サンディエゴ校で在外研究を実施。「神経細胞を人工的に傷つけ、再生が起こる仕組みや再生を促進する遺伝子の発現とその分子をコントロールする物質について調査・研究をしていました」(名取准教授)。

■大切にしているモノ
名取准教授に大切にしているモノを教えてもらった。名取准教授は迷わず「サンプルですね」と答え、「実験用の機械類はお金で買えますが、サンプルや自分で抽出した物質などはお金では買えません。例えば、動物実験の個体も同一のものを作ることはできず、脳の切片一つとっても膨大な時間と労力がかかっており、データの基礎となるものなのでサンプルはとても大事です」と語り、一方で「学生の実験ノートも大切にしています。ノートから学生の実験の様子や過程を見ることができるので大切にしています。学生の目線に立って物事を考えてあげることが重要で、学生が分からないこともノートから読み取れます。そういった点を押し付けではなく、同じ目線に立って一緒に考え、解決することが大切だと考えています」と話し、ベストティーチャーとしての一面も窺わせた。

■座右の銘
「“やらずに悔やむより、やって悔やむ”という言葉を大切にしています。チャレンジするということが大事だと思います。今回アメリカに行ったのも、以前から向こうの研究環境に触れてみたいという思いが強く、自分が知らない分野を勉強したい、深めたいと思い応募しました。また、言葉ではありませんが人とのつながりも大切にしています。現在の立場もそうですが、研究や実験を行う際には県内の研究者(研究室)が助けてくれて、人とのつながりが今の自分を形成しています。同じような場面に出会った場合は自分もそうありたいと思っています」(名取准教授)

■趣味
ご自身の趣味について聞くと「研究(実験)がライフワークになっていて、今自分が成り立っているのは、自分が好きで興味のある研究を続けられていることが大きいと思います。昔はテニスやサッカー観戦をしていましたが、最近は全くできておらず、研究が主になっています。日曜は子どもと遊び、家族サービスをしています。自分の研究が授業やゼミ、学生指導にも還元ができ、学生も楽しみながら実験に取り組んでもらい、将来の何かに繋がってもらえれば嬉しく思います」と語った。

「研究室探索」では、定期的に山梨学院大学・山梨学院短期大学の各教員研究室を巡り、授業では見られない意外な一面に迫っていきます。次回もお楽しみに!
文・カメラ(Y.Y)2019.12.2

アルバムはこちら

Copyright (C) 2010 YGUPC. All Rights Reserved.