山梨学院パブリシティセンター
 
柔道・新添左季アジア大会 金メダル獲得
〜柔道女子70s級で3試合オール一本勝ち〜
〜初の混合団体にも初戦に勝利。優勝に貢献〜

山梨学院大柔道部女子の新添左季選手(4年)が8月29日より9月1日まで、インドネシア・ジャカルタで行われたアジア大会柔道で女子70s級に出場、金メダルを獲得した。アジア大会柔道初種目、男女混合団体でも初戦に出場、勝利してその後の優勝に貢献した。新添選手は4月の全日本選抜柔道体重別選手権で3位となり、アジア大会の出場権を獲得した。2016年の講道館杯でシニア大会初の賜杯を獲得すると、続いてグランドスラム・トーキョーでも優勝し一躍注目を浴びた。その後数々の国際大会にも出場、好成績を残しこの階級トップ選手の一人として才能を開花させた。今回のアクティブは、アジア大会柔道で個人と混合団体で優勝を飾った新添左季選手に大会に懸けた思い、試合の様子、メダル獲得の喜び、将来の目標などを聞いた。

新添左季選手(にいぞえ さき 22歳 山梨学院大法学部法学科4年 柔道部70s級 170cm 段位:三段)。 奈良・天理高出身 家族は両親と兄、弟の5人家族。

柔道は、小学校1年(6歳)の時から2歳上の兄の影響で始めた。戦歴は天理中学校3年生の時、全国中学校柔道選手権63s級で3位、高校3年生の全国高校柔道選手権で3位が最高の成績だった。その後70s級に階級を上げ、2015年、山梨学院大に進学すると才能が開花。「ここに来てから結果が伸びたから練習方法が自分に合っていた」とめきめき腕を上げた。新添選手は、2年生の2016年11月の講道館杯でシニア全国大会初優勝。初めてのシニア国際大会グランドスラム東京大会の出場権を得ると、12月3日に行われた試合で並み居る強豪をことごとく破り国際大会初の優勝を飾った。その後も全日本学生柔道優勝大会5連覇に貢献するなど学生大会での活躍や数々の国際大会に出場、昨年はユニバーシアード夏季大会で準優勝、世界選手権では混合団体のメンバーとして出場、金メダルを獲得した。今シーズンには4月の全日本選抜柔道体重別選手権で、ライバルの新井千鶴(三井住友海上)、大野陽子(コマツ)に後塵を拝し3位となり、世界選手権の切符は逃すもアジア大会の代表権を獲得した。新添選手は「今のトップはその二人ですが、自分も手の届かない存在だとは思ってないので常に追いつき追い越せと言う気持ちで頑張っています」と先を見据えて意気込みを表す。アジア大会に出場が決まった時の気持ちを、「自分はそれをいい運に恵まれたチャンスだと思って、もう勝つしかない」と気持ちを奮い立たせた。

試合は、2回戦、準決勝と「自分の良いところがしっかり出せた」と順調に一本勝ちを収め決勝に進んだ。決勝戦の相手は、山梨学院にもたびたび練習に訪れていて、互いに手の内を知り尽くした者同士、前回大会の優勝者で2連覇を懸けた韓国の選手。「寝技の強い選手なのでその対策と組手、足技すべてで全日本、山梨の方でもしっかり研究しました」。新添選手は、アジア大会の前に行われたグランプリ・ブタペストでも決勝戦のオランダの選手に内股で勝利し、優勝。調子を上げている。世界で戦う対策として、内股一本だった攻撃に足技のレパートリーを増やしたことにより、内股がより効果的に決まるようになった。決勝は、予想されたように時間内(4分)には決着がつかずに延長のGS(ゴールデンスコア)となった。「入れると思った瞬間に内股で決めた」と一瞬の隙を逃さず伝家の宝刀で一本勝ち。ここでも内股が優勝に導いた。初のアジア女王に「アジアのタイトルを取れた喜びに溢れました」と笑顔を隠さなかった。また、アジア大会初めての男女混合団体の初戦の韓国戦に出場、一本勝ちで勝利しチームに貢献。その後、チームは優勝を飾った。新添選手は初出場したアジア大会に個人、団体の2つの金メダルを獲得した。

ここに至るまでは、本人の並々ならぬ努力があったことにほかならない。「練習はきついですが、内容の濃い練習が出来ています。日々の練習の積み重ねです。山梨学院の練習だけではなく全日本の練習にも参加して、そこに海外の選手もいるので海外の選手の対策などもでき、自分の経験値が上がった」と成果を挙げる。そして、新添選手は言う。「1回戦からこれが最後と思い、次のことは考えずに力の全てを出し切る」と強い意志がほとばしる。悔いのない試合こそが次のステップにつながることを・・・。

まずは、11月23日・24日に行われる国際大会、グランドスラム・大阪に照準を合わせる。「今回のアジアで課題に残った部分を山部監督や全日本のコーチと話し合って改善し、優勝を目指したい」と一歩ずつ確実に地ならしをし、2年を切った東京五輪を目指し頂点を極める。来春の卒業後は、自衛隊体育学校に決定した。「柔道のできる環境が自分に向いている」と選んだ。自衛隊体育学校には女子78s級世界選手権出場代表、山梨学院大出身の濱田尚里らが所属する。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2018.9.25

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