山梨学院パブリシティセンター
 

レスリング部赤羽健、ゴールデンホイッスル賞
〜東日本学生リーグ戦の学生審判員に贈られる〜
〜誤審を恐れず、自信を持ってジャッジする〜


5月17日から19日にかけて行われた東日本学生レスリングリーグ戦で山梨学院大は16校からなる1部リーグ歴代5校目となる5連覇を飾った。大いに盛り上がった大会は、東日本レスリング連盟の多くの競技役員が裏方として運営を担った。選手たちが真剣な戦いを行う中で、選手の勝敗を判定する審判員も学生が執り行った。山梨学院からも二人が審判員として参加、その一人、赤羽健さん(4年)が大会後の閉会式で36人の学生審判員の中から、優れた審判を行ったとされるゴールデンホイッスル賞を受賞した。今回のアクティブは、学生レスリング界最高峰の団体対抗戦でホイッスルを吹き、その最高の栄誉に輝いた赤羽健さんに賞に対しての喜び、試合を裁く難しさ、そしてレスリングへの関わりなどを聞いた。



赤羽健さん(あかはね たかし 1996年2月26日生まれ 21歳)。
長野県上田西高校卒業⇒山梨学院大現代ビジネス学部4年 レスリング部。
家族構成は、両親、兄、本人、弟の5人家族。長野県安曇野市豊科出身。

東日本学生レスリングリーグ戦は、学生レスリング界最高峰の団体対抗戦で、各大学が名誉と誇りを懸けて3日間にわたり争われ、異様な盛り上がりを見せる。競技運営は東日本学生レスリング連盟が担い、加盟大学の学生が参加して行われる。競技役員審判員も1部リーグ16校のうち15校36人が1部リーグ・2部7校交代で行い、1部チームだけでも340試合余りを裁く。山梨学院から審判員として参加した赤羽健さんは「試合数は多くて正確には覚えていないが30から40試合位を裁きました」と言う。全試合終了後、閉会式でゴーデンホイッスル賞を受賞したことについて、「大学に入って初めて賞というものを貰ったのでうれしいという気持ちはあります」と控えめに語った。受賞対象者は基本的には4年生から選ばれる。しっかり試合を裁けた者を審判員全員の話し合いで一人が選ばれる。「自分は昨年から審判を始めたので、結構大変でした。他の人の審判振りを見て考え、研究したりしてきました。ルールも多くて細かいので判定が難しかったりするのですけど、そういう時は自信を持って挙げて、間違った時はチャレンジを待つとかビデオ判定することができるので、とりあえずは自信を持って挙げることを意識してやっていました」と語った。審判員は、試合をルールに則って運営し、試合の中断、選手が使った技術の有効性を指によるポイント表示など即座の判断を要求される重要な役割を担っている。審判員の心構えとしては「基本は誤審がないように、拮抗している試合については自信を持ってしっかりジャッジします」と中途半端なジャッジは混乱の元になると言う。毅然としたジャッジが審査員の圧倒的な支持を得て、賞に結びついた。

赤羽さんがレスリングを始めたのは高校入学後と遅い。中学時代は柔道に打ち込んでいた。中学の恩師と高校レスリング部監督が親しかったこともあり、勧められ入部した。上田西高校レスリング部は、長野県内のレスリング強豪校。赤羽さんは、1年の時には経験不足だが柔道で鍛えた力と俊敏さで11月の北信越選抜大会のフリースタイル50s級で2位に入賞。その後も北信越大会では上位入賞と好成績を収めるも、全国となると壁が厚く、高校3年の夏、初出場したインターハイでは2回戦で敗退と結果を残せずにいた。続いて出場した全国グレコローマンスタイル選手権で5位になり、誘われて入学した山梨学院大ではグレコローマンスタイル一本でやることを決意した。しかし、昨年までの3年間では思うような成績は残せずに、苦い思いを経験してきた。赤羽選手は「今年は最後の学年。8月のインカレ、10月の全日本大学グレコローマン選手権には、3位以内に入れるように練習をしています」と意欲を見せる。今は就職も視野に入れているが、「この大会で結果残せたら、レスリングを続けたい」と続行か否かの岐路にいる。審判員を経験し、選手の技術展開の評価が正確になされなければ選手の戦う意欲にも影響を与えかねない重要な役割と、審判員の魅力を感じつつも、将来は審判員としてレスリングに関わる予定はないという。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.6.1
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