山梨学院パブリシティセンター
 

ユニバーシアード冬季大会 
〜スピードスケート1人、ショート4人出場〜




「第28回ユニバーシアード冬季競技大会」が1月29日から2月8日の11日間、カザフスタン・アルマティで開催される。ユニバーシアード大会は世界の大学生(大学卒業後2年間は出場可)のオリンピックといわれ、2年ごとに開催されるスポーツの祭典。山梨学院大からは今までにも数多くの選手がユニバーシアード夏・冬季大会に出場してきた。今回の冬季大会には、スケート部スピードスケートの大林昌仁選手(4年 初出場)、ショートトラックから岩下聖(4年 2回目)、菊池哲平(3年 初)、松島ジョアンナ瑤子(3年 2回目)、中野あやめ(1年 初)の4人、合計5人が日本代表選手として出場する。今回のアクティブは5人それぞれに国際大会に出場する思い、意気込みなどを聞いた。

◆スピードスケート長距離界のホープ。大林昌仁

■大林昌仁選手(おおばやし まさひと 22歳 現代ビジネス学部4年 スピードスケート)。長野・佐久長聖高出身 家族は祖母・両親と兄・姉・本人の6人家族。

スケート選手だった父親に連れられ小学低学年から始めたスケート。全中で優勝、高校ではインターハイや世界ジュニアなどで活躍し、地元の先輩のいる山梨学院大に進学した。5000m、10000mを得意とする長距離のスペシャリスト。昨年の11月に長野・エムウエーブで行われたワールドカップ第2戦5000mで19位ながら自己記録を2秒近く上回る6分35秒11を記録し、ユニバーシアード冬季大会の出場権を獲得、さらに来年の平昌五輪に向け手応えを感じ、一歩前進した。先日のインカレ男子10000mでは体調不良の中でチームのために強行出場、死力を尽くす魂溢れる滑りで2位に入り、勝負に対する執念を見せた。ユニバーシアード大会は初出場で5000mとチームパシュートに出場予定。5000mの結果により10000mにも出場予定という。「今回は日本代表として選ばれているのでインカレ以上に走らねばいけないという思いがあるので、狙えるところは狙っていきたい」と優勝への意気込みを語る。4月から社会人になる大林選手は「これからは来年の平昌五輪に向けてスケートだけに集中させてもらう環境になるので、目指すところは五輪しかないので」と五輪への意欲も表した。大林選手は4月から福井県体育協会に入り、スケートに専念する。最後に今回のユニバーシアードに懸ける思いを「出る種目はメダルを獲得して帰ってきたい」と決意を語った。

◆ショート男女各5人の日本代表に山学大から各2人ずつが出場

■岩下聖選手(いわした ひじり 22歳 法学部4年 ショートトラック)。長野・小海高出身 家族は祖母・両親・本人・弟・妹・弟の7人家族。

昨年11月に甲府・小瀬アイスアリーナで行われたユニバーシアード冬季大会カザフスタン大会日本代表選考会総合3位で代表に選出された。現在ナショナル強化選手に指定されショートトラックスピードスケート界を担う平昌五輪出場を期待される選手。長野県小海町で幼い頃からスケートに親しみ、スケートの名門小海高校に入学。高校時代までは主にスピードスケートを競技し、高校2年でショートの世界大会を経験できたことが山梨学院大でショートをやるきっかけになった。1月の全日本ショートトラックスピードスケート選手権では出場資格が32人と限定される中、総合9位とまずまずの成績を残した。2回目の出場になるユニバーシアード大会には「雰囲気はお祭りみたいなところはあるのですが、世界大会なので試合になった瞬間、みんなガラッと変わる感じがします。自分自身はさほどでもないですけど。2回目なので前回大会の反省を生かし、自分が積み上げてきたもので皆をリードしていかなければと思っています。日本代表の雰囲気は、それぞれが頑張ることでモチベーションが上がるといいと思います」。大林選手と同じ所属先になる岩下選手は「まだ、五輪については白紙ですが、学生の時よりも練習量も増えるし、五輪シーズンに入るので悔いの残らない練習ができればいいなとだけを考えています」と控えめに話した。最後に「前回のユニバと違って出る種目も多くなると思うので、出られない選手の思いも含めてメダルを目指します」と意気込む。

■菊池哲平選手(きくち てっぺい 21歳 現代ビジネス学部3年 ショートトラック)。長野・小海高出身 家族構成は父方祖母・母方祖父母・両親・姉・本人・弟の8人。

菊池選手は、現在シニア強化選手Aに指定される注目の選手。ユニバーシアード冬季大会日本代表選手選考会において総合5位に入り、選出された。今季は調子の良いスタート切ったが1月の全日本ショートトラックスピード選手権では総合23位といまひとつ結果を残せなかった。1月後半の国体で調子を上向きに修正、結果を残しユニバーシアードで入賞を狙う。スケートは小学4年生から始め、小中高では、注目される成績を残せないでいた。山梨学院大に進学したのは、バンクーバーオリンピックに出場したショートトラックOB吉澤純平の従兄弟にあたり、一つ上の岩下選手の後輩ということもあり進学した。1500mが得意種目でもある菊池選手は「今回初めてぎりぎりでユニバを滑れるんですが、ワールドカップとは違う雰囲気の中で良い順位を残せたらいいかなと思っています。国内の試合でもちょっとしたミスで次のラウンドに上がれないこともあるのでミスをなくしていきたい。日本代表として行けるチャンスは少ないかもしれませんが、自分の力を出し切って滑り悔いが残らない滑りで頑張りたい」と決意を語った。

■松島ジョアンナ瑤子選手(まつしま じょあんな ようこ 21歳 経営情報学部3年 ショートトラック)。東京都・長野小海高出身 家族構成は両親・本人・弟の4人家族。

ボリビア人の父と日本人の母を持つ、東京都出身。小学6年生で始めたスケートは、中学3年の時、スケートをするための環境が整っている長野県小海町に単身転入、本格的にスケートに関わった。スケートの名門小海高に入学してからはスピードスケートを部活で、野辺山にある帝産クラブでショートトラックスケートを練習する二刀流を続けてきた。現在は、ショートトラックスケートを中心に取り組んでいる。昨季、大学2年のインカレでは1500m、1000mで優勝、二冠を達成しており、先のユニバーシアード選考会では総合4位となり、2大会連続の出場になった。「前回は本調子ではなく、初出場というプレッシャーで肉体的にも精神的にもいろいろあったので悔しいですけど何も出来なかった」と振り返える。「調整を上手くして、これから合宿、国体と続きそのまま移動してユニバに繋がるので疲れている中でどれだけ調整できるか、また体調管理も大切になりますが今調子も上向きになっているのでユニバまで維持できれば」と松島選手。「あまり個人的な目標は言えないですが、リレーはメダルを前回取れなかったのでぜひ取ることができたらと思います」。五輪については「簡単に五輪に出たいという言葉は口にはしたくなくて、軽いものではないし、やるからにはその方向に全力で向かっていけたら」と慎重に言葉を選んだ。最後に「山梨学院大学の名を背負って、また日本代表という形で日本を背負って行くからには、しっかり全力で悔いのないように臨みたい」とユニバに対する決意を口にした。

■中野あやめ選手(なかの あやめ 19歳 法学部1年 ショートトラック)。群馬県・山梨学院高出身 家族構成は両親と姉・本人の4人家族。

中野選手はスケートの盛んな群馬県出身。小学生の頃からスケートを始め、中学と競技を進めてきた。高校は、本人の希望で施設や指導者などの良い練習環境を求めて山梨学院高校に進学した。高校2年の時にワールドカップにジュニア枠から日本代表に選出されるなど将来を嘱望されている。インカレでは1500m2位、1000m3位と実力を発揮しチームに貢献した。ユニバーシアード選考会では総合5位となり、1年生で初出場を勝ち取った。「自分が目標にしているのはワールドカップ出場なので、そこに行くためにはユニバーシアードに出場したいと考えていたため、選ばれて良かったです。まだ世界でのレース経験が少なく、出た大会では何も出来なく終わってしまったのですけど、全く戦えなくはないと手応えは感じました。今度はチャレンジ精神でしっかり自分のレースがしたいです」と世界大会に意欲を燃やす。「シーズン前半は調子が良かったですけど、中盤はあまり良くなかったので、これからの国体から終盤にかけて結果を残したいと考えています。あまり力み過ぎずに自分のやれることを精一杯やりたいと思います」とユニバまでの少ない期間に最後の調整に挑む。

スピードスケート選手団は1月26日、ショートトラック選手団は2月1日にカザフスタン・アルマティに向け出発する。
なお、ユニバーシアード日本代表団旗手をOGの高橋奈菜(2016年卒業 ダイチ)が務める。

◆《追記》ユニバーシアード個人戦結果
スピードスケート男子10000mに出場した大林昌仁は2位銀メダルを獲得。5000mでは4位に入賞した。また、女子1500m、3000mではOGの高橋奈菜(ダイチ)がともに銀メダルを獲得。ショートトラックでは、女子1000mで中野あやめが3位表彰台に上った。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2017.1.20

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