山梨学院パブリシティセンター
 

柔道シニア国際大会、新添左季初出場優勝
〜講道館杯優勝に続くGS東京大会で快挙〜


山梨学院大柔道部の新添左季選手(2年)が12月3日、東京体育館で行われた柔道・グランドスラム2016東京大会女子70s級で初出場、優勝を果たした。新添選手は11月の講道館杯を制しこの大会の出場権を得た。この大会決勝で前回覇者の新井千鶴(三井住友海上)と熱戦を展開。指導一つの僅差で破り、初のシニア国際大会の優勝を飾る快挙を成し遂げた。今回のアクティブは山梨学院大に進学してから1年、2年の優勝大会でチームの優勝に貢献、個人でも全日本ジュニアやアジアジュニア、国際ジュニアなどで優勝するなど、めきめきと力を付け、才能を開花させた。伸び盛りの新添左季選手に今大会の様子、強さの秘密、将来の目標などを聞いた。

新添左季選手(にいぞえ さき 20歳 山梨学院大法学部法学科 柔道部70s級 170p 段位:弐段)。 奈良・天理高出身 家族は両親と兄、弟の5人家族。

新添選手は、11月の講道館杯でシニア全国大会で初優勝。初めてのシニア国際大会グランドスタム東京大会の出場権を得た。12月3日に行われた試合では1回戦ティモ(ブラジル)に優勢勝ち、2回戦はガヒエ(フランス)に内股の一本勝ち、準々決勝ではロドリゲス(ベネズエラ)に優勢勝ち、力の強い外国人選手にも力で対応、積極的に攻めた。準決勝は前田奈恵子選手(JR東日本)に優勢勝ちし、迎えた決勝では前回大会で優勝、リオ五輪の代表候補でもあった新井千鶴選手(三井住友海上)と対戦。試合は、両者譲らない熱戦を指導一つの僅差で優勢勝ちを収め、シニア国際大会初の優勝を飾った。新添左季選手は「挑戦する気持ちが強かったです。失うものはなかったですし、優勝できたことは信じられないです。新井さんとは初めて戦ったのですが、シニアで十分戦えることが分かって良かったです」と手応えを感じている。「流れでここまで来たのかな。こんな成績が取れると思っていなく、結果が出ているので自分でも強くなったのかな」と照れた。

柔道は、小学校1年(6歳)の時から2歳上の兄の影響で始めた。天理中学校3年生の時、全国中学校柔道選手権63s級で3位、高校3年生の全国高校柔道選手権で3位が最高の成績だった。その後70s級に階級を上げ、2015年、山梨学院大に進学すると才能が開花。1年、2年の優勝大会でチームの優勝に貢献。1年時に全日本ジュニア体重別選手権に準優勝を果たすと全日本柔道連盟のC強化(ジュニア)選手に指定された。以降、アジアジュニア選手権、チューリンゲンジュニア国際大会、オーストラリアジュニア国際大会で優勝するなど活躍。この1年で力が付いたという新添選手は「練習はきついですが、内容の濃い練習が出来ています。日々の練習の積み重ね」と成果を挙げる。試合には、「1回戦からこれが最後と思って、これが最後だから次のことは考えずに力の全てを出し切ってやることを心情にしています」と初心で臨んでいる。

新添選手の70s級は、リオ五輪で金メダルを獲得した田知本遥選手(ALSOK)やリオ五輪代表候補だった今回決勝の対戦者、新井千鶴選手などがいる激戦区。「少しでも良い勝負をして、目に留めてもらえるように必死にやっていこうと思います」。目標はあくまで「東京五輪に出たいと思っていて、そのためにどんな試合でも少しの差でも勝つということを目標にしていきたいです」と4年後を見据える。課題は「今のところ得意技は内股しかしていないので、この先内股が利かない相手が多く現れてくると思うので色々な技を作って、投げて勝てるようにしたいです」と気を引き締める。得意技の内股に加え、さらに足技を増やし攻撃力を上げることが必須条件。そんな厳しい練習の合間には、気分転換を図る。「自分は結構マイペースな性格。自転車で一人のんびりとぷらぷらすることが好きです。多い時には4時間ぐらい自転車に乗ってます。その途中でショッピングや喫茶店などいろいろなところへ寄って時間をつぶします」と屈託のない笑顔で話す。そのおおらかさが強さに繋がっているのかも知れない。

シニアでも戦える自信が付いた。「まだ、自分は挑戦者。目標の東京五輪に向けて頑張る」と控えめに答えた表情には、硬い意志が見えた。そのためには、まず来夏の世界選手権に標準を合わす。またひとり、山梨学院大から世界に近づいた選手が登場した。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2016.12.19
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