山梨学院パブリシティセンター
 
女子ホッケー日本代表河村元美選手
〜最年少代表リオ五輪で躍動〜
〜世界で通用する豊富な運動量、高い得点力〜

リオデジャネイロ五輪に出場選手する女子日本代表が6月14日に正式発表された。その中に山梨学院大の現役プレーヤーの河村元美選手が名を連ねた。河村選手は大阪府出身で羽衣学園では1年生の時からレギュラーで出場。高校2・3年のときにU―18(18歳以下)日本代表。大学1年時にはU−21(21歳以下)の代表に選ばれ才能を磨いてきた。現在大学3年の河村選手は、強豪校の山梨学院で1年時から先発の座を掴み、関東学生リーグ、インカレ、そして今年の大学王座などで優勝に貢献した。157cm、54kgと小柄ながらゴール前のポジショニングや決定力に優れ、評価が高い。昨年12月に五輪代表候補に選ばれてから合宿や海外遠征で代表入りへアピールし続け結果を残し代表選手に選出された。大学生選手として唯一の代表。今回のアクティブはホッケー女子日本代表、河村元美選手のホッケーとの出会いやプレースタイルやリオ五輪への思い、意気込みなどを忙しい時間を割いて話してもらった。

河村元美(かわむら もとみ 現代ビジネス学部3年 20歳 羽衣学園高校) 
大阪府岸和田市出身 家族は両親と姉と弟の5人家族

157cm、54kg。この小さな身体にどうしてあのパワーがみなぎっているのだろう。サークル内にどーっと攻め入り混戦の中でゴールを決める。河村元美選手は「私はスキルが上手いとかそういうのはなくて、ボールへの執着心、ゴール前での身体を張ったプレーというか強引に行くところです」と自分のプレースタイルを分析する。指導するジョン・シアン監督は「彼女の特徴は全部できるということなんです。どのことについても並みの選手よりはるかに上なので、シュートまで持ち込む突破力、その中でも得意な技はリバースシュートですかね。フォアシュートよりリバースシュート。きれいなシュートも上手ですよ」と評価する。河村さんがホッケーを始めたのは中学2年の時、「友達と恩師に助っ人に来てと誘われ、体験したら楽しかったのでそのまま入りました」。それまでは身体を動かすことは好きだったものの帰宅部。プロの道も考えた趣味のゴルフをするために部活はやらなかった。ホッケーの躍動感が好きになった。それから2年後の高校1年の時にはレギュラーの座を獲得。高校2年時にはインターハイ優勝、2年・3年の時にはU−18(18歳以下)日本代表に選出された。

華々しい戦歴を携えた高校を卒業後、「大学の中で一番強い大学なので上手な先輩とプレーしたいということと、いつでも練習できる環境がいいと聞いていたからそこに惹かれました」と山梨学院大進学のきっかけを話す。進学後もすぐに1年から先発に起用され、2014年にインカレ、2015・2016年大学王座決定戦2連覇などチームに大きく貢献した。1年時の冬に代表選考会に呼ばれ合宿にも参加するようになりチームメイトの後押しにも感謝する。「チームにいない事が多かったですけど、合宿に行く時、帰ってきた時に温かく見送ってくれたり迎えてくれたり、いつもいろいろな面で支えてもらっています。試合に出場する選手、出られないが選手があるのですけど、出られない人がそういう雰囲気を出したりとかは全然なくてチーム全体が一つになって、この前の王座でもしっかり一つの目標に向っているという感じです」とチーム環境にも満足する。

日本代表争いも熾烈を極めた。「FWなので結果が求められるポジションなのでそこでの争いが一番激しかったのではないかなと思います。人数も多かったですし段々絞られていって」と振り返る。代表選手選出には結果も伴ったが、日本ホッケー協会が日本代表候補選手にリオ五輪に向けた選考基準に「走・守・攻」を設け、それを満たした選手として河村選手が選出された。若さを活かした豊富な運動量(走)、相手のゴールに近い位置でのボール奪取(守)、カウンター攻撃でゴールを狙う(攻)。どれも河村選手に当てはまる。

いよいよ間近に迫ったリオ五輪に「1番最年少ということで出場するだけではなく、自分はフォワードなので点を取ることが役目。自信を持ってしっかり点を取り納得できるプレーをして後から結果が付いてきたらいいなと思います。山梨学院という名を背負っているので、そこで名を広めることと、誇りを持って戦っていい結果を報告できるようにしたいです」と意気込みを語る。1月に右太ももを痛めるまで日本代表候補選手だった同期の狩野真美さん(3年)は「最年少というのもあるのですけど、元美らしく頑張ってきて欲しいです。ガツガツプレーするのでしっかりと点を決めるということをして欲しいなあと思います」とエールを贈る。再びジョン・シアン監督は「あまり惑わされないタイプなので、オリンピックのようなシビアな環境に置かれたらどんどん伸びるタイプです。将来、彼女は海外の強いチームでプレーさせたいですね」と期待を寄せる。僅か5年ほどの経験で日本のトッププレーヤーに成長した河村さんにとってホッケーとは、「私にとってホッケーがなかったら、自分にとっては必要不可欠な存在です。中2の時にホッケーに出会えて良かった」と出会いに感謝する。

河村さんの印象は、プレー中に見せるアグレッシブなプレーとは別に20歳の可愛らしい顔と終始穏やかな表情、受け応えの優しさの中にどこに凄まじい闘志が隠されているのか、ますます目が離せない。

ホッケー日本代表“さくらジャパン”の五輪での試合は、予選リーグはインドを相手に8月7日に初戦を迎える。8日はアルゼンチン戦、10日にアメリカ戦、13日にオーストラリア戦が予定されている。地球の裏での戦いに日本代表、河村選手を初め、初選出のOGの中島史恵(ソニーHC)、ロンドン五輪に続き2大会連続出場の浅野祥代(ソニーHC)と三橋亜紀(コカ・コーラウエスト)の3人の代表とにオリンピックホッケー審判員に4大会連続選出された山梨学院大OGの相馬知恵子審判員(NPO山梨県スポーツアカデミー)。山梨学院関係者の活躍に期待したい。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2016.7.26
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