山梨学院パブリシティセンター
 

アクティブ国際交流・国際理解の企画コンクール
〜山梨学院高チームが最優秀賞、今夏ブラジルへ〜
〜企画「日本とブラジルをつなぐWASHI」で受賞〜


「高校生による国際交流・国際理解のための企画コンクール」の審査・表彰が去る3月25日に行われ、山梨学院高校の二人の女子生徒チームが最優秀賞の栄誉に輝いた。このコンクールは、将来的にグローバル・リーダーとして高い意識をもって活躍する人材となることを願い、(公財)小佐野記念財団が主催、今年で7回目となる。このコンクールで最優秀賞の企画は「日本とブラジルをつなぐWASHI」というもので、実際に海外で事業計画を実施する機会が与えられ、二人はこの夏ブラジル・サンパウロで現地の人と和紙で絵を描くことで国際交流を行う。今回のアクティブは、二人の特進コース2年生(当時1年生)チーム、廣瀬久実さんと小澤あかねさんに企画コンクールへの参加の動機や内容、現地での実施活動、国際交流への思いを聞いた。

「高校生による国際交流・国際理解のための企画コンクール」は、『世界に開かれ、文化的で活力にあふれた、ふるさと山梨づくり』に寄与することを目的に(公財)小佐野記念財団が主催するもので今回、7回目になる。感性豊かな山梨の若者が、広く世界の文化に触れるとともに、海外での交流体験を通じて国際感覚を養い、将来的にグローバル・リーダーとして高い意識をもって活躍する人材となることを願うもの。今回の応募は県内の高校1・2年生が対象。事業内容は、ブラジル・サンパウロでやってみたい国際交流・国際理解に関する事業を自由に企画提案する。最優秀者には、今年の8月、サンパウロでの事業実施の機会が与えられる。県内3校、6チームがコンクールに参加し審査の結果、山梨学院高の二人特進コース2年(受賞当時は1年)廣瀬久美さんと小澤あかねさんのチームが最優秀賞を受賞した。
二人は今年1月にも日本政策金融公庫が主催する高校生を対象にしたビジネスプランコンテスト「第3回創造力、無限大∞高校生ビジネスプラン・グランプリ」エントリー総数264校、2.333件の中からビジネスプランベスト100に選ばれている。

二人が企画した国際交流・国際理解のための事業企画内容は、「日本とブラジルをつなぐWASHI」と題され、小澤あかねさんは「日本、山梨の伝統工芸である和紙の製作、またその和紙を用いて日本とブラジル共同で一つの絵を完成させる。一緒に作ることで今回の趣旨に意義がある」と概要を説明。廣瀬久美さんは「この企画コンクールは最優秀賞をいただけると実際に渡航できるとあったので、留学にお互い興味があったことで、『これやってみよう』」と応募のきっかけを話した。二人は、他にも高校生を対象にした事業企画に関するコンクールに積極的に参加し、最初は甲府市の活性化コンテストに応募、賞を逃したものの、次に上述のビジネスプラン・グランプリと同時期に行われた山梨県ビジネスプランコンテストで優秀賞を獲得。今回の国際交流事業企画コンクールの最優秀賞と合わせて高校1年で4つのコンテストに挑戦した。

廣瀬さんは「最初は母に勧められた時点で、これは小澤あかねと一緒にやりたいと考えて話を持ちかけました。初めは手探りの状態でしたが、進めていくうちにどんどん社会情勢とか興味が増していきました」と話し、小澤さんは「とりあえずはやってみようかという感じだったんですけど、今は『よし、やろうぜ』みたいな、やりたくてやっている状態です」と話した。また、小澤さんはこのような事業企画を練る楽しさを、「実際にデータを集める際に、いろいろな人にアンケートをしたり、このようなデータがあるらしいからと調べてみたり、例えば人に話を聞く場合もこの人に聞いた、あの人に聞いたと、人の輪がだんだん広がっていくことが興味深いし、一人ひとり思っていること感じていることも違いがあり、私には思いつかないことも発見でき、それを活かしてみたいと思うようになった」と話し、廣瀬さんは「お互いはきはきしているので、最初は二人の意見がぶつかることも多かったですけど、今だからこそ何でも言ってそれをお互い受け止める力も育ってきたかなと思います。それを受け入れながらまたそれを良く発展させ、発信することが自然にできるようになった。普通にニュースを見てもこれは、『ビジネスコンテストに使えるぞ』と写真に撮ってお互いに送りあったり、今まで無かった視点で物事を見るというところが面白い」。さらに二人は「ビジネスプランコンクールなどに応募することで社会の仕組みが分かり自分の役に立つ」と声を揃える。

廣瀬さんと小澤さんは大の仲良し。同じクラスで授業も休憩時間もいつも一緒に過ごす。テスト期間が終わると、カラオケで喉が枯れるまで歌い気持ちを発散するという。
廣瀬久美さんは、塩山市在住。両親・両祖母・姉の6人家族。高校では放送部でアナウンスを担当。東京五輪でボランティアでアナウンスをするのが夢と言う。高校の科目では国語が得意。読書が好きで将来は大好きな本の編集者を目指す。
小澤あかねさんは、笛吹市在住。両親・祖母・弟の5人家族。現在茶道部とボランティア部を兼部しており、高校の科目では英語が得意という。趣味はピアノと習字で共にこれまで数々の賞を受賞しており、特に和紙への思い入れが深い。将来は会社を経営し、実業家を夢見る。

二人は、この夏約1週間(滞在は3日半)の予定でブラジル・サンパウロにおいて事業企画を3日間かけて実施する。廣瀬さんは、「ブラジルは、母国語がポルトガル語なので言葉の壁があると思うのですけど、だからこそ“和紙”という素材を使い、一緒に同じものを作り、活動する中でお互い通じ合うものがあれば」と国際交流に期待を寄せる。小澤さんは「和紙は、世界の無形文化遺産に登録され、世界の皆で大事にしようという文化を、日本人しか知らないということはもったいないと思うので、それを世界中の人に伝えると共に日本の文化とブラジルの文化の交流も含めて現地の人たちと3日間ですけど、深く関わり合えたらと思います」と国際理解・国際交流に意欲を見せた。二人は共にオーストラリアへ1ヶ月の留学経験もあり、この夏の体験がさらに二人を成長させることだろう。帰国後、この活動の様子・結果を山梨学院中で発表する予定にしている。

文・写真(K.F) 2016.4.19

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