山梨学院パブリシティセンター
 
「創立者古屋賞」に4人が受賞
〜高橋侑希・江原騎士・オムワンバ・高橋菜那さん〜
〜国内外の大会で顕著な成績を挙げ、大学の名声を高める〜

3月15日に挙行された平成27年度山梨学院合同卒業式において「創立者古屋賞」がレスリング部の高橋侑希さん、水泳部の江原騎士さん、陸上競技部エノック・オムワンバさん、スケート部高橋菜那さんの4人に授与された。「創立者古屋賞」は、当該年度の卒業生の内、学術・文化芸術・スポーツ・資格・社会活動、その他の分野において学生の範となる顕著な結果を挙げ、山梨学院の名声を高めた学生に授与する制度。今回のアクティブは「創立者古屋賞」を受賞した4人に受賞の喜びや、卒業後の抱負などを聞いた。

高橋侑希(たかはし ゆうき)さん 1993年11月29日生まれ(22歳)、三重県出身 三重・いなべ総合学園高→山梨学院大法学部法学科卒業。卒業後はALSOKに入社。

高校インターハイで3連覇するなど輝かしい実績を持ち、オリンピック出場を胸に山梨学院大に進むと、1年からその実力を発揮、全日本大学選手権57s級で1年生王者に。3年生の2014年には世界選手権へ初出場、5位に入賞。団体戦では主将として、東日本リーグ3連覇及び全日本大学選手権総合優勝の2冠に貢献。昨年2015年にも2度目の世界選手権に出場、リオオリンピック出場が確実視されていたが、かなわず次の東京に持ち越すことになった。高橋侑希さんは4年間を振り返り「いいこともたくさんあったのですが、最後は悔しい思いで終わってしまいました」と無念さを口にしたが、「昨年、鴨居(正和)先輩が受賞した賞を自分がいただき、本当に光栄に思っています」と喜びを語った。卒業後は、実業団のALSOKに所属が決まっているが練習拠点は母校の山梨学院でするという。「監督やコーチや後輩に悔しい思いをさせてしまったので、その悔しさを跳ねのけるには、次の東京五輪で金メダルを獲ることが最大の恩返しだと思っています」と周りを思いやった。夢を実現させるためには一つ一つ試合に確実に勝つこと。「まず、次の目標は5月の全日本選抜選手権に勝つ」と前を見据えた。高橋さんは、リオ五輪の最有力候補と目され、叶わなかった悔しさを倍の力に変え、きっと次の東京五輪のマットの上に立っているだろう。

江原騎士(えはら ないと)さん 1993年7月30日(22歳) 山梨県甲府市出身
山梨学院高校→山梨学院大法学部政治行政学科卒業 卒業後は自衛隊体育学校に進む。

高校2年のインターハイ100m自由形で優勝。一躍全国に名を轟かせた。大学に進むと中長距離にシフト、めきめき実力を付けた。大学2年のときに初めての国際大会東アジア大会400mで自由形優勝。日本でのトップスイマーに成長。今シーズンは世界水泳選手権男子800mフリーリレー日本代表出場、日本学生選手権400m自由形優勝、国体成年男子400m自由形優勝、男子400m自由形短水路日本新記録と輝かしい成績を上げた。
江原さんは「昨年、一昨年とスチューデントオブザイヤー賞をいただいて光栄だったのですけど、昨年は世界選手権にも出場でき、最後の4年のときに山梨学院の中で最高の名誉ある賞をいただけたのは率直にうれしいです」と喜びを語った。「充実した4年間が送れました。高校のときからの目標、シニア日本代表を掲げて進学したのですが、2年の東アジア、昨年の世界選手権の代表も経験できたので、卒業して自衛隊体育学校に進みますが4年間山梨学院で培ったものをしっかり4月の日本選手権で発揮してリオオリンピックの出場を決めたい」と語った。「最終目標は東京でメダルという個人目標はありますが、まずはリオ。通らなきゃならない道ですし、リオで入賞が今の目標ですので今、精進しているところです」と強い決意を語った。着実に成長している自分を感じながら夢の実現に挑む。

エノック・オムワンバさん 1993年4月4日生まれ(22歳) ケニア出身 ケニアナイクル高→山梨学院大現代ビジネス学部卒業 卒業後は三菱日立パワーシステムズ(長崎)に入社。

高校までは中距離選手だった。山梨学院大1年の2012年、日本学生対抗選手権5000m、10000mで優勝2冠を獲得。駅伝でもエースとして出雲駅伝はアンカーで区間賞、全日本大学駅伝では、2区を区間新で走った。年が明けた正月、箱根駅伝では、2区で12人抜きを演じ、鮮烈な印象を残した。同年、全日本大学駅伝では2区で区間新記録を達成。2年以降は、怪我に悩まされ駅伝では結果を残せなかった。個人では上記以外に関東学生陸上競技対抗選手権1500mで4連覇、昨年2015年の同大会で日本学生新記録を樹立(この記録は当時の世界最高記録だったが、1週間後に破られた)。
オムワンバさんは、受賞の思いを「とてもうれしいです。山梨学院ではいろいろ学ぶことができました」と人懐こい笑顔で答えた。彼の4年間は喜びと苦しみの狭間で揺れ動いた。「一番の思い出は昨年の関東学生陸上競技選手権大会1500mで世界のトップになれたことです」と世界を実感できた。卒業後は、山梨学院大出身の箱根駅伝で活躍した松村康平選手や昨年卒業した井上大仁選手がいる三菱日立パワーシステムズ長崎に入社。「先輩がいるので安心です。ニューイヤー実業団駅伝の区間賞を取りたいです。まずは1500mでリオオリンピックにチャレンジしたいです」と6月のケニア選手権で代表入りに挑む。さらに「世界陸上と東京オリンピックは10000mで出場したいです」と目標を定めている。ケニア代表でも山梨学院大で育ったオムワンバさんには違いない。強い意志で代表を掴み取る。

高橋菜那(たかはし なな)さん 1993年4月3日生まれ(22歳) 北海道帯広市出身 北海道・白樺学園高→山梨学院大現代ビジネス学部卒業 卒業後はダイチに入社。

高橋菜那さんは、高校から実業団を目指したが実現できず、山梨学院に入学。着々と実績を積み2013年、2014年度日本学生氷上選手権3000mで優勝2連覇達成、ユニバーシアード、アジア選手権の日本代表で国際舞台を経験し、日本学生スピードスケートのトップクラスのスケーターに成長した。2016年3月、イタリアで行われた世界スピードスケート大学選手権代表に選出され、3000、5000mの2種目で優勝。山梨学院の名声を高めたとして、その努力と栄誉が称えられた。「すごく名誉ある賞ですが、実感はあまりないのですが、とてもうれしいです。不安いっぱいで入学したのですが、スケートに打ち込める環境が素晴らしく、監督、コーチの熱心な指導がなければこういった賞を受賞することもなかった。山学に来て本当に良かったと思います」と感謝を表した。今シーズンは余り調子が上がらなく、悩んだ時期もあったが、何とか世界スピードスケート大学選手権の切符を手に入れた。「選ばれたからにはしっかり滑らなくてはいけないというプレッシャーもありました」。結果は3000・5000mで優勝。1500m2位、500m3位と全種目表彰台という記憶に残る立派な成績で学生競技を終えた。「自分の中で満足のいく成績で締めくくることができました」。実業団ダイチに入社することについて「学生時代に甘えていたということはないですが、甘えが許されない世界に入るのでしっかり自己管理をして、夢のオリンピックへ行けるように頑張ります」と決意を新たにした。

受賞者4人それぞれが、アマチュアスポーツの最高峰、オリンピック出場という思いを胸に抱き、自らの夢の実現に精進・邁進する姿が眩しい。輝かしい栄光を手に入れることを期待し見守りたい。

文(K.F) カメラ(平川大雪)2016.3.16
| アルバム高橋侑希 | アルバム江原騎士 |
| アルバムエノック・オムワンバ | アルバム高橋菜那 |

 

Copyright (C) 2010 YGUPC. All Rights Reserved.