山梨学院パブリシティセンター
 
世界大学クロスカントリー選手権大会
〜上田健太、千葉クロカン2位。日本代表に選出〜
〜貪欲に一つでも上を。日本人トップを目指す〜

「千葉クロスカントリー大会X−RUN CHIBA2016」が2月14日、千葉市昭和の森で行われた。この大会は世界大学クロスカントリー選手権大会代表選考競技会を兼ねており、選考レース(12km)に出場した山梨学院大陸上競技部の上田健太選手(現代ビジネス学部2年)が2位に入った。3月12日イタリア・カッシーノで行われる「第20回世界大学クロスカントリー選手権大会」の日本代表選手に選出された。今回のアクティブは今シーズンの3大駅伝でも活躍した上田健太選手を紹介。今シーズンのレースや日本代表権を獲得した千葉クロカンを振り返り、世界大学クロスカントリー選手権への意気込みを聞いた。




上田健太(うえだ けんた 現代ビジネス学部2年 20歳 山梨学院大附高)。山梨県甲府市出身 両親と兄の妹の5人家族。

◆1年時の故障を教訓に2年目のシーズンに無念を晴らす

上田健太選手は、一昨年大学に入学、陸上競技部での最初の1年間は、試練の連続だった。故障に苦しみ、箱根駅伝で大学駅伝初エントリーされるも、当日メンバー変更を告げられ、無念さを味わった。2年になった今シーズンは故障も癒え、4月の記録会は10000mで28分48秒92を記録し、自己ベストを更新した。車山高原での夏合宿ではエース、オムワンバの後をひたすら追い、厳しい練習に耐え一回りも二回りも大きくなった走りを身につけた。そして迎えた10月の出雲駅伝に念願の大学駅伝初出場を果たし、4区を2位と華々しいデビューを飾った。「出雲駅伝は初めての駅伝で区間2位となり、チームに勢いつけられたのは、怪我なく練習が積めた成果と思っています」と話す。11月の全日本大学駅伝では4区7位、正月の箱根駅伝では3区3位と粘りの走りで昨年の雪辱を果たし、チームに貢献した。「3大駅伝に出場できたのは嬉しかった。箱根駅伝では去年は走れなくて悔しい思いをしたので印象深いです」と上田選手。「しかし、駅伝チーム全体で見ると毎回煮え切らない結果だったので、出場できた経験が来シーズンに活かせれば」と捲土重来を期する。

◆千葉クロスカントリー大会X−RUN CHIBA2016

順調な練習に手応えを感じて臨んだ今回の「千葉クロスカントリー大会X−RUN CHIBA2016」で2位に入り、日本代表の座を掴んだ。上田選手は「6位まで日本代表になれるんですが、走り始めて人数が絞られて時点で6位ではなく順位を一つでも上にと走りました。目標である海外遠征が達成できたのですが、最後の最後で駒澤大学の選手に競り負けたのはショックでしたし、久々に1位を逃した悔しさを味わえたレースでした。レースは自分のイメージしたプラン通りに走れた良いレースでした」と振り返った。最後に敗れた選手については「西山先輩(西山雄介 駒澤大3年)はラストスパートが強い選手で最後まで後ろに付かれ、いつ出てくるか備えていたのですが、スパートに対応できる能力が練習で出来ていなかった」と反省も口にした。

◆陸上一家から受け継がれたDNAが花開く

上田選手は、中学1年から本格的に陸上を始め、甲府北中3年の時に全国中学陸上1500mで優勝、頭角を現した。「周りから早いと言われ、自分ではどうなのかと思いながらレースに出てみたら良い成績が残せ、勝つ喜びを味わい、知らぬ間に陸上の世界に入ってました」と笑顔で応えた。山梨学院大附属高進学後3年時に全国高校駅伝優勝し、山梨県中を沸かした。現在、陸上競技部の顧問を務める上田選手の祖父・秋山勉さんは、大学時代に4年連続箱根駅伝出場、父の上田誠仁山梨学院大陸上競技部監督は、箱根を3回走り、2度区間賞を獲得、母親の秀子さんも元陸上選手と家族のDNAをしっかりと受け継いでいる。しかし、こうも謙遜する。「小さい頃から走っている人の話を聞いたりする機会が多く、家族や周りから色々吸収できる環境にいて、生活の基本というものが競技に影響すると感じています。身体のケアや食事などの面で充実しているところが結果に繋がっていると思います」と自分だけの力ではないと冷静に分析した。上田選手はオンとオフの切り替えにも気を配っている。「オフの時間は、甲府が地元なので友だちが多く、よく話したり、一緒に街に遊びに出かけます。特に映画が好きでよく映画館に足を運ぶ」とどこにでもいる大学生の一面を覗かせる。

◆世界を相手に戦いを挑む

4月に3年生になり、チーム内ライバルがひしめく陸上競技部の中心選手としての役割を担う上田選手はどのような選手を目指すのか。「最終的にはマラソン日本代表でオリンピックに出場できる選手になりたいと陸上やっていますが、今は、すべてにベストを狙って走る攻めの気持ちのレースをすることを後輩に見せたいです。それで皆が付いてきてくるような、チームを引っ張れる選手になりたいです」と上級生の自覚を見せる。世界大学クロスカントリー選手権の走りに話を向けると、「自分の結果で掴んだ日本代表のチャンスなので、今度は日本人トップになれるようにしっかり準備して、団体戦でも1位か2位に入れるように頑張りたい」と表情を引き締めた。

上田選手は2月27日に行われる「クロカン日本選手権」(福岡市)に出場した後、3月9日に日本を出発。12日、「世界大学クロスカントリー選手権大会」に日本代表としてイタリア・カッシリーノを疾走する。

文(K.F) カメラ(平川大雪)顔写真(陸上競技部提供)
2016.2.25
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