山梨学院パブリシティセンター
 
講道館秋季紅白試合で6人を一本勝ち抜き即日昇段
〜山梨学院柔道部で初の快挙・大和久友佳(1年)〜

先頃行われた約130年の歴史と伝統ある「講道館秋季紅白試合」で山梨学院大柔道部・女子57s級・大和久友佳さん(1年)が6人すべてに1本勝ちで勝ち抜きを収め、講道館内規による即日昇段が認められ、二段から三段に昇格した。柔道部創部以来、初となる快挙。今回の「ACTIVE」は小・中・高校と全国的には主だった実績がないものの高校3年の時に出場したインターハイで3位の成績を収めるなど、力の片鱗を見せ始め、今回講道館恒例の紅白試合で即日昇段をやってのけた大和久友佳選手を紹介。選手層が厚く、強い選手が集まる環境を求めて山梨学院大に入学。山梨学院大の中でも競争が激しい女子57s級で先輩たちや同期の選手たちとの競い合いに挑み、これから柔道部を支えていく逸材として期待される大和久さんに柔道に対する思いやこれからの抱負を聞いた。

◆高みを目指すために憧れの選手の胸を借りる

大和久友佳(19歳 法学部1年 千葉・八千代高) 両親と兄の4人家族。
4歳で始めた柔道。「親が引っ込み思案の兄に柔道をさせようと一緒に行った柔道クラブで、結局兄は入らなかったが面白そうだったので自分がやることになった」と柔道に取り組むきっかけを語った。小・中・高と千葉県予選では優勝や上位を占めるものの全国大会ではなかなか勝てず全国の壁に跳ね返されていた。昨年、高校3年の時に出場したインターハイ57s以下で初めて大きな大会で3位に入る成績を収め、柔道の環境が整っている山梨学院大の門を叩いた。山梨学院大には「大学で柔道を続けるのなら強いところと決めていた。一番近いところに憧れの選手がいたほうが伸びると思い、とにかく強い人のところに飛び込む」という理由で入学した。57s級には1年先輩に大和久さんが憧れる出口クリスタ、月野珠里選手、益子楓彩奈選手など錚々たるメンバーがいるため、校内予選では勝てず、現在は大きな大会への出場機会はない。山部伸敏女子監督は「前へ前へ出る攻撃型の選手、将来大きく伸びる」と太鼓判を押す。

◆6人すべて一本勝ち抜群即日昇段

10月に行われた、講道館恒例の「秋季紅白試合」に出場。紅白試合は、明冶17年頃より講道館で春と秋に開催されてきた伝統ある行事。学校、各団体ほか、個人でも自由に参加できる。この大会は、所定の勝ち抜きを達成すれば、修行年限および昇段最少年齢に関わらず、その日に昇段が認められる「抜群昇段」という制度がある。勝ち抜き戦には553名の申し込みがあり、山梨学院大からも10人程が出場した。大和久さんは、6人に連続して勝ち、5人に一本勝ちをするという規約を満たす6人を全て一本勝ちに収め、抜群として二段から三段に即日昇段(講道館昇段資格に関する内規より)を果たした。今大会では男子が3人、女子は唯一大和久さんが達成した。山梨学院大柔道部創部から初めての快挙。大和久友佳さんは「対戦相手が自分よりも軽い人が多かったということもあるんですが、6人抜きをしたことは素直にうれしい」。段位的には先輩の出口、月野選手の上になったが、「まだまだ、試合の進め方、技のうまさなどとても適いません」と謙虚に述べた。「今まで支えて来てくれた人には結果で返すしかないので、どんな環境であれ、上に行って有名な選手になりたい。全国制覇は小さい頃から親に絶対するからと言っているので、その約束は果たしたい」と力強く語った。鬼門の校内予選にも「勝てるように練習をたくさんして頑張ります」と決意を口にした。

山梨学院大柔道部女子は、選手層が厚く全国大会に出られない選手も僅かな力の差で、上を狙っている。目標の選手に追い付き、追い越せと切磋琢磨して練習に励み、競う合うことで鍛えられていく勝負の世界。大和久友佳さんの全国大会での勇姿を期待しよう。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2015.11.13
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