山梨学院パブリシティセンター
 
山梨学院高・島田美穂、国体3000mで優勝
〜次はチームで全国一を狙う〜

山梨学院高校女子駅伝部3年の島田美穂選手が10月6日行われた和歌山国民体育大会(国体)和歌山市・紀三井寺公園陸上競技場)の少年女子A3000mで9分01秒87のタイムで優勝した。このタイムは、6月の関東大会で出した今シーズン高校ランキング1位の9分10秒15を8秒余り上回る記録。今回の「ACTIVE」は毎大会、好記録好成績を樹立、高校女子長距離のトップに躍り出た島田美穂選手に国体でのレースを振り返り、これから始まる駅伝シーズンへの思いを聞いた。





◆ついに高校女子長距離で頂点に

島田美穂さん(18歳 山梨学院高女子駅伝部3年 静岡県御殿場市出身)。
陸上は中学から始めた。中学1年の時に全国中学駅伝でいきなり優勝、中学2年時はジュニアオリンピック、中学駅伝で2位、中学3年では中学駅伝で6位と着実に実績を作り、中学の時の陸上部の恩師、現高校女子駅伝部・萩倉史郎監督を慕って山梨学院高に入学した。しかし、1年の時は貧血でほとんど走れなかった。2年になって走れるようになると、持ち前の負けず嫌いと努力によって、結果を出すようになった。2年の時に出場した第2回全国高校陸上選抜大会女子2000m障害で日本最高記録を樹立、優勝。今年の第3回大会には5000mに出場、大会新で優勝した。高校の長距離ではトップランナーに成長した。今年の選抜大会の前に行われたインターハイでは1500mは4位、3000m2位。満足のいく結果ではなかった。島田選手には国体に賭けるある思いがあった。インターハイの2種目で後塵を拝した鹿児島女子高の倉岡奈々選手への雪辱だ。「倉岡奈々さんには絶対に勝とうと。インターハイの悔しい気持ちが、この国体で返せました。すごくうれしいです」と島田選手。「初めは2000mで出て、そこから最後まで逃げ切ることが理想だったんですが、モニカ・マーガレット選手(青森・青森山田高)についてこられ、一回抜かれたことによってペースが落ちたので、そこで余裕が持ててラスト200mで行けると思い、そこから飛び出し後は逃げることだけ考えて走りました」とレースを振り返った。島田選手はインターハイのリベンジを果たし優勝したにも拘わらず、さらに上を向いていた。「タイムが9月下旬に行った記録会の9分01秒23より悪い9分01秒87で8分台を視野に入れていたのですが、一つひとつの大会でその記録よりもさらに上というのを目標にしているので記録を塗り替えられなかったのは、ひと踏ん張り出来なかったということです」と課題を挙げた。しかしトップになったことは素直に喜んだ。「まだ信じられないんです。夏の合宿の走り込みが最後まで粘るところに繋がっていると感じています」と練習の成果を挙げた。

◆チームワークで繋ぐ絆

「自分がチームの皆に支えられている部分があるのでチームのために走ろうと思うと頑張れます」とチームワークが原動力と強調した。これから始まる駅伝シーズンにはチームワークが重要。駅伝についての抱負を聞いた。「昨年の関東大会では3番、全国大会で8番と思うような成績が残せなかった。今年は使ってもらえるならチームの皆がいてくれてこそ自分がいるので、自分の力がチームの力になれるよう、さらに上を目指して自分を伸ばしていきたい」と静かな闘志を表した。普段の島田さんは、積極的な走りとは裏腹におとなしい落ち着いた普通の高校生。「いつもはチームの皆とおしゃべりをしたり、わたし、読書が趣味で有川浩さんの小説が好きです。『図書館戦争』や『県庁おもてなし課』、すごく面白いです。本が好きなんて意外ですよね」と照れた。島田さんの強さの秘密が垣間見られた。動と静の使い分けが上手なのだ。最後に将来のことを聞くと「まだ、具体的なことは言えないですが、陸上は続けたいです。今より責任が大きくなっていくと思うので、しっかり自分がやっていけるような力を、残りの数ヶ月の高校生活で身に付けたいと思っています」と慎重に言葉を選んで話した。オリンピックはと振ると「視野に入れながら自分の力を伸ばしていきたい」と最後まで謙虚だった。近い将来、島田選手が世界的な選手として活躍している姿を期待したい。

駅伝シーズンが始まる。全国高校駅伝競走大会山梨大会は10月31日(西湖湖畔)、関東大会11月21日(千葉県)、全国高校駅伝競走大会(都大路)12月20日。山梨学院高男女駅伝部の健闘を祈ろう。

文・カメラ(K.F) 2015.10.14
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