山梨学院パブリシティセンター
 
全日本学生室内テニス選手権で優勝
山学大初の学生チャンピオンに輝く

大阪・江坂テニスセンターで開催された平成26年度「第51回全日本学生室内テニス選手権」(本戦12月4〜7日、インドア・ハードコート)決勝で、テニス部3年の久次米夏海さんが早大2年の林恵里奈さんを5−7、6−2、6−4で下し初優勝を果たした。個人としても、創部9年目のテニス部女子としても初の快挙。今回の=ACTIVE=は、身長155cmの小柄な体のどこにそんなパワーがあるのか信じられないほど強烈なショットを放つ両手打ちのハードヒッター、山学大テニス部史上初の学生チャンピオンを紹介する。

学生日本一に輝く

優勝トロフィーと賞状
を手に笑顔の久次米夏海選手
 
 
 
 


久次米夏海(くじめ なつみ)さん 経営情報学科3年 1993年8月19日生まれ 21歳 兵庫県尼崎市出身 大阪・城南学園高〜山学大 テニスを始めたのは幼稚園の時で小2から小5までは、今回の大会会場となった江坂テニスセンターで練習を重ねた。高校時代の最高成績はインターハイベスト16、「テニスに専念できる環境が整っているここで強くなりたい」と山学大を進学先に選んだ。山学大の選手は日本テニス協会S級エリートコーチである三好勲コーチの指導で、誰もが入学後に急速に力を伸ばしているが、久次米選手はその代表的な一人、1、2年の頃はいい試合はしてもなかなか勝てなかったのだが、3年目の今年は才能が一気に開花したと言えるほどの飛躍を遂げた。プロも参加した東京オープンで優勝した他、夏のインカレで山 学大最高位のベスト4を獲得、自信を身につけて冬の室内選手権を向かえた。彼女の最大の武器はフォアもバックも両手で打ち返す両手打ち、相手の選手からするとどこに打って来るのか分かりづらい上に、弾道の低いフラット系のボールで強烈に弾き返して行く。三好勲コーチは「以前はベースライン沿いでやや引き気味のプレーが多かったが、夏頃から前に出れるようになり、ボールの角度とバリエーションが増えてそれが勝ちにつながっている。接戦になっても自分のテニスを貫き通せる精神力の強さが彼女の一番の強み」と話す。大会初戦の相手加治遥選手(園田学園女子大)は、昨年初戦で敗れた第3シードの強敵だったが、三好コーチと対策を練って臨み6−2、2−6、6−2で下し波に乗った。2回戦の宮地真知香選手(早稲田大)戦、準決勝の高松奈央選手(中京大)戦は相手を圧倒、決勝の林恵里奈選手(早稲田大)はインターハイチャンピオンで手足の長い長身選手、スピンの効いたボールを左右に散らすタイプだった。久次米選手は連戦の疲労から第1セ ット途中で右手がラケットを握れないほどの筋肉痛になったが治療して続け、ファイナルセットでは股関節を痛めながら不屈の精神で立ち上がった。試合は3時間10分に及んだ死闘だった、何度もここでポイントを取られたら大ピンチの場面に立ったが、ファイナルセット0-2から3ゲーム連取で逆転するなど、接戦の場面で自分の力を出し切った久次米選手が5−7、6−2、6−4で林選手を下し初優勝を勝ち取った。久次米夏海選手は「優勝したら創部初と言われていたので気合が入りました。夏のインカレで初のベスト4に入り、冬の室内選手権で初のタイトルを取れて最高です。前よりもライジングが打てるようになり、ネットに出れるようになったことが勝因だと思います」と笑顔で戦いを振り返った。会場に駆けつけて我が子の試合を見守った父親の久次米浩三さん久次米浩三さんは「子どもの時から負けず嫌いな子でした。タイトルを一つ取りたいと言っていましたので、本人の喜びもひとしおだと思います。山梨学院さんに育てて頂いたおかげです」と目を細めて表彰式に向かう我が子を見守っていた。

山学大テニス部女子は、創部9年目のチームながら急速に強くなっており、今年は学生テニス界最強リーグ「関東大学テニスリーグ戦」で準優勝を獲得、大学日本一を決める"王座"(全日本大学対抗テニス王座決定試合)に2年ぶり2度目の出場を果たし準優勝した。また、この全日本学生室内テニス選手権は今年度のポイントランキング上位選手シングルス44人(予選出場32人を含む)と、ダブルス22ペア(予選出場16ペアを含む)だけしか出場できない選抜者大会で、大会には久次米選手だけでなく、シングルスに本郷未生選手(3年)と寺見かりん選手(2年)、ダブルスに本郷・寺見ペアが選ばれて出場した。久次米選手はそのチームのエース、来年は最上級生となる。本人は「まだタイトルを一つ取っただけ」と慢心することなく気持ちを引き締めている。そして、大会に出場した久次米・本郷・寺見の3選手だけでなく、山学大テニス部女子の全選手が、この冬の間、横根のテニスコートで心と体を鍛え、その力を更に向上させて来シーズンに向かう。

文(M.T)カメラ(平川大雪)2014.12.7
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