山梨学院パブリシティセンター
 
パンパシフィック水泳選手権に出場
OWS浅山美貴選手と鈴木聡美選手

8月21日からオーストラリア・ゴールドコーストで開催される「第12回パンパシフィック水泳選手権」のオープンウォータースイム(OWS・遠泳・ロンドンオリンピックから五輪種目)女子10km日本代表に水泳部の浅山美貴選手が選ばれた。一足先に平泳ぎの鈴木聡美と背泳ぎの酒井志穂の両選手(ともに山梨学院カレッジスポーツセンター研究員・ミキハウス山梨)が選ばれており、アメリカ・カナダ・オーストラリア・日本など環太平洋地域の各国代表が競う国際大会に山梨学院から3人が出場することになった。3人の内、酒井志穂選手はJOC味の素トレーニングセンターで合宿中でそのままオーストラリアに出発する。シドニー記念水泳場で練習している浅山美貴・鈴木聡美の両選手に抱 負を聞いた。


浅山美貴(あさやま みき)選手 経営情報学科2年 静岡県湖西市出身 1995年2月3日生まれ 19歳 湖西市立新居中〜磐田農高〜山学大 父は日本人で母はサンパウロ出身の日系ブラジル人、身長は水泳選手としては小柄な160cmだが、抜群の足腰の持ち主で長距離でもキックを落とさないで泳ぐ力がある。生まれ育ったのは浜名湖の湖西市、子どもの時から海で泳ぐのが大好きな少女だった。天性の素質を見抜いたのは中学の顧問の先生だった。他の種目をやっていたが「長距離をやれば全中に行ける」と言われ、取り組んでみたらその通りになった。磐田農高で食品を学び、食生活の重要性を知ってからは、練習だけでなく、栄養管理・体重管理にも気を使うようになった。高3のインター ハイ800m自由形で優勝、オリンピック選手になりたいと山学大に入学した。昨年7月のオープンウォーターワールドカップ国内予選会女子10kmで2位に3分以上の大差をつける独泳の2時間16分14秒で優勝、ワールドカップ香港大会に日本代表で出場した。OWSはいわば水上のマラソンレース、「自分はターンが苦手で、プールで泳ぐよりターンのない海で泳ぐ方が好き、距離が長くなればなるほどタイムや順位が上がって行くので、オープンウォーターでオリンピックを目指す方がいいかな」と思い始めている。7月20日に千葉県館山市で行われたオープンウォータージャパンオープン館山で貴田裕美(ALSOK群馬)に次ぐ2位に入り、パンパシ日本代表に選ばれた。「2位だったので選考会 議の第一段階では落選だったのですが、先生方が浅山も行かせろと選んでくださり、チャンスを頂きました。その分プレッシャーもありますが、今の自分の力を全力で出し切りたい」と話す。「オープンウォーターの成績が上がっている反面、競泳の成績が落ちてしまって、何が足りないのだろうとずっと思っています。神田コーチからは今自分がいる環境の中で今出来ることに全力で取り組みなさいと言われていて、戸惑いをなくして、両立させなくてはいけない」という悩みも抱えている。国際大会日本代表は昨年のワールドカップ香港大会に続き2度目、その胸に熱く抱いている夢「母の故郷ブラジルで開かれるリオ五輪に出て、おばあちゃんや従妹に見てもらいたい」という思いを実現させるために、自分の 泳ぎと心を鍛えるために、ゴールドコーストで今の自分の力を全力で出し切る。


鈴木聡美(すずき さとみ)選手 1991年1月29日生まれ 23歳 山梨学院カレッジスポーツセンター研究員・ミキハウス山梨 福岡県遠賀町出身 遠賀中〜九産大九州高〜山学大 卒業後もシドニー記念水泳場を練習拠点に後輩たちと一緒にトレーニングに励みリオ五輪を目指している。水泳は4歳の時に始めた、九産大九州高時代は同級生の酒井志穂がトップ選手で鈴木は無名選手だった。山学大に進学して急速に力をつけ、1年の時の学生選手権100m平泳ぎでいきなり1分6秒32の日本記録を樹立しトップスイマー入りした。2010年の日本選手権で50m・100m・200mの3冠を達成、2012年のジャパンオープンでも3種目制覇を果たしロンドン五輪に出場した。100m平 泳ぎ1分06秒46で銅メダル、200m平泳ぎ2分20秒72の日本タイ記録で銀メダルを獲得、競泳女子史上初の五輪個人種目複数メダルを獲得、さらに最終日の女子400mメドレーリレーで第2泳者として1分05秒96で泳ぎ、山学大の先輩バタフライの加藤ゆからとともに3分55秒73の日本新記録を樹立し銅メダルを獲得、同一大会で3個のメダルという競泳女子初の快挙を達成させた。卒業直後の昨年は不調に陥り苦しいシーズンを過ごしたが、今年4月の日本選手権50mで日本新を樹立し復活を宣言、パンパシと9月のアジア大会代表を決めた。6月のジャパンオープンでは100mは鈴木の記録を超える1分05秒88の日本新で優勝した渡辺香生子(JSS立石 高3)に4月に続き1位 を譲ったが、50mでは4月の記録をさらに上回る31秒04の日本新で優勝した。「パンパシフィックでは、力がついてきたであろうスピード力を生かせるようにしっかり泳いで来たい。前回のパンパシでは自分の力量がどれくらいかもわかっていない経験の浅い時だったということもあり、100m200mとも4位という悔しい結果だったので、最低限それは越えたい」と思っている。練習であまり細かいタイム設定をすると、そこに向かって視野が狭くなって行きそうな気がするのでそれはしない。自分のフォームとか、大会の中でしっかり泳がなければいけないというイメージに重点を置いて練習している。「練習でやってる泳ぎが試合で出来ないと記録につながって行かないし、自分のメンタルの方にも かなり影響してくるので、その辺は大事だなと思っています」。鈴木聡美にとって今回のパンパシはリオ五輪に向かう一つの通過点。「大会で自信がつけれるように頑張りたいし、場を踏んで行くことで、結果が良かったにしても悪かったにしても、今後のプラスの力になって行くと思っているので、自分に向き合って頑張って来たい」と思っている。鈴木選手は16日からナショナル合宿に参加、浅山選手はインカレ合宿を経て17日からナショナル合宿に参加、20日にオーストラリアに向かう。

文・カメラ(M.T)2014.8.7

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