山梨学院パブリシティセンター
 
11年ぶりの1部昇格に燃える山学戦士達
シーズン開幕戦であの立正大に“勝利発進”

強化指定クラブの中からいくつかのチームを紹介する“新チーム発進”、第5回は昨年秋の関東大学リーグ戦グループ2部で念願の優勝を果たし、1部2部入れ替え戦で1部8位の強敵拓殖大を圧倒して勝利し昇格。11シーズンぶりに1部でプレーするラグビー部にスポットを当てる。

ラグビー部は、1975年に創部、3年後の1978年にレスリング部、スケート部に次ぐ、3番目の強化育成クラブに指定された。山梨県ラグビー界育ての親上野敦男監督らの指導で階段を一歩ずつ上り、1998年にのちに日本代表に選出される古賀淳や白濱啓一、佐藤明善らによって初の1部昇格を果たした。2003年に2度目の1部昇格を果たしたが、1勝も出来ずに1年で降格した。そこからの10年間は苦闘の日々だった。毎年立正大に2部優勝を阻まれ、入れ替え戦で1部校に負け続けた。しかし、昨秋のリーグ戦と入れ替え戦で主将の後藤輝也(NEC入社)、司令塔のティモシー・ラファエレ(コカコーラ入社)、ウイングの安江智一ら、1年の時から3年間入れ替え戦で負けて来た4年生が3年間の屈辱を3倍返しする獅子奮迅の激走を見せ、後輩たちは体を張って先輩たちを支えた。観戦ツアーで熊谷ラグビー場に駆けつけ観客席を埋めた一般学生とOBと教職員が、フィールドの選手と一体となってスクラムを組み、歓喜の瞬間を 勝ち取った。あれから6か月、今年の山学戦士たちは11年ぶりに1部でプレーする。4月27日にシーズン初戦の関東大学春季大会開幕戦がホームの和戸ラグビー場で行われた。対戦相手は2部時代にまったく勝てなかったあの立正大、過去の6年間、立正に負けるシーンしか見たことがなかった筆者は、前半を19−22の3点ビハインドで折り返した時には「ラグビーは後半に実力差がはっきり出る。強かった4年生が卒業したから、後半は立正にボコボコにされるんじゃないか」と思ったが、とんでもない、後輩たちは先輩たちに負けず劣らず強く逞しかった。後半は開始からずっと相手陣で戦い7分に逆転トライを奪い、その後も次々にトライを決めた。何と50−29の大差で立正大に勝利した。さらに 、5月11日の第2戦では、対抗戦グループ今季1部復帰の立教大と対戦し、これも48−31で勝利、春季大会開幕2連勝で発進した。新キャプテン190cmの長身フランカー大石力也主将(4年 岡谷工)は「自分が山梨学院に入ってから立正に勝ったことはなかったので、今回の勝利は全員にとって自信になると思います。公式戦までにやって来たことを試合に出せた点は良かったと思いますが、次の戦いに向けては課題も残る試合だったと思います。11年前の1部では一度も勝てなかったと聞いています。まずは1勝すること、1勝を重ねて大学選手権に出場することを目標に戦います」と話す。バックスリーダーの網野良希副主将(4年 日川)は「今年のチームはフォワードとバックスが一団となって戦うラグビーを目指しています。1部のチームの中では体が大きい方ではないので、大きい相手に対しては低く入り、一発で敵を倒すディフェンスと全員でディフェンスカバー、バックスは縦の突破を意識して練習しています。立正大戦では、ディフェンスラインがバラバラになり立正に持って行かれる場面が何度かありました。チームディフェンスがしっかり出来るチームにして行きたい」としている。今年の部員数は、4年21人、3年33人、2年35人、1年31人の合計120人、山学戦士達は、春に練習・筋トレ・食生活改善で力と技と体重を増やし、夏の菅平合宿で技術と戦術を増やし、秋の戦いに敢然と挑む。

文(M.I)カメラ(平川大雪)2014.5.11
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