山梨学院パブリシティセンター
 
サッカー部女子誕生、全国から12人が結集
関東大学女子リーグに参入、和戸第2で練習

4月は始めの月、=ACTIVE=では“新チーム発進”と題し、強化育成指定クラブの中からいくつかのチームを順次紹介して行く。第2回はまさに新チーム、栃木SCレディース監督だった田代久美子氏を監督に向かえ、この4月に誕生したばかりのサッカー部女子にスポットを当てる。

サッカー部女子は、2014年4月、13クラブ20チーム目の強化指定チームとして新入生だけで誕生した。横森巧総監督が全国を行脚して勧誘した選手たち。山梨県内からは日本航空1人、甲府商業2人、隣県の神奈川と最遠の沖縄から各2人、東京・静岡・栃木・京都・宮崎から各1人が入学、全国各地からフロンティア精神を持った12人の選手が結集した。和戸第2サッカー場を拠点に練習を開始させた。監督に就任したのは、なでしこリーグ浦和レッズレディースで活躍し、栃木SCレディース前監督だった田代久美子氏(33歳)。練習開始と同時に選手と一緒にプレー、体で手本を示しながらの熱血指導でチームを引っ張っている。田代久美子監督は「まだ戦うスタートラインにつけていない選手がほとんどなので、ベースの体作りを含めて、スタートラインに立たせるように心と体の準備をさせて行きます。個人的には与えられたチャンスを結果という形で恩返ししたい、5年計画でトップチーム入りを目指します」と語る。沖縄から山梨にやってきた1人前門桃香選手(まえじょう ももか 糸満)は、「横森巧総監督が沖縄まで来てくれて、何もない真っ白な状態、ゼロからのスタートと聞き、そういうところに身を置き、自分の心と体を鍛えようと思い切って海を越えました」と話す。中西咲選手(なかにし さき 藤枝順心)は「ポジション的にはセリエAの長友選手と同じサイドバックなので、目標は長友選手です。運動量はあるほうだと思うので、運動量で貢献したい。全てが初めての新チーム、高い目標を持って12人で頑張って行きたい」と高みを目指す。主将の又吉果奈選手(またよし かな 東村山)は、東京都小平市出身、年長児の時に始めたのでもう13年の経歴を持つ。なでしこリーグASエルフェン埼玉を退団して入学した。又吉果奈主将は「入学前は不安もありましたが、一緒になって練習を始めたらみんなすぐに打ち解けました。力の差は個人個人ありますが、4年間あるので、そのなかでみんなの意識を高めて階段を一段一段上るようにチームのレベルアップを図って行きたい」と決意している。チームは結成されたばかり、その戦いも歴史も始まったばかり、最初の公式戦は5月の関東大学女子サッカーリーグ参入戦、関東大学女子サッカー連盟には8都県の26チームが所属し1部〜3部で構成されている。参入戦の成績によって8月下旬から始まるリーグ戦のスタートが2部か3部かが決まるが、怪我で一人でも欠けたら試合が難しくなる12人だけのチーム。今はまだ勝つことより、試合に出ることが目標のチーム。又吉主将と今年の高 校女子選手権準優勝校の藤枝順心出身の中西選手以外は、高校時代の実績がない無名な選手の集団だ。日本列島は満開の桜が北上中だが、12人は名もなき無名の花、なでしこでも、大輪のソメイヨシノでもない、富士山麓の風雪の下で根を張り、他の桜より1ヶ月遅れて小さな花を咲かす遅咲きの富士桜のような小さな花。甲府盆地の夏の暑さと八ヶ岳おろしの冬の寒さに耐え、一人ひとりが心と体を鍛えて、世界に一つだけの花を咲かせて行く。
 
文(M.I)カメラ(平川大雪)2014.4.9
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