山梨学院パブリシティセンター
 
柔道世界選手権に連珍羚が台湾代表として出場
レスリング世界ジュニアに雨宮隆二とアレッグ

ロシアのカザンで7月に行われたユニバーシアード大会で、柔道63s級佐野賀世子準優勝、無差別級井上愛美3位など、山梨学院大から学生のオリンピックに柔道・ホッケー・レスリングなどに多数の選手が出場したのに続き、8月に3人のアスリートが世界の舞台に挑戦する。次期五輪開催地リオデジャネイロで行われる柔道の世界選手権に柔道部女子主将の連珍羚が台湾代表として出場。レスリング部の雨宮隆二とボルティン・アレッグの2人がブルガリアで開催されるレスリング世界ジュニア選手権に出場する。アレッグは五輪を目指しカザフスタンからやって来た巨漢の1年生、カザフスタン代表に選ばれた。この夏、世界選手権・世界ジュニアに挑む3人に抱負を聞く。
連珍羚(れん つぇんりん)選手 法学科4年 台湾出身、錦和高〜山梨学院大、山学大柔道部女子主将、階級57kg級、小学校3年の時に柔道を始めた。台北県立錦和高時代に高校チャンピオンになる。2008年の嘉納杯に出場し7位に終わったが、その試合を見ていた山部伸敏監督に「日本で 練習すればもっと強くなれる」と声を掛けられ、日本語は分からなかったが思い切って来日した。山学大の2010年・11年全日本学生柔道優勝大会2連覇に貢献、今年は主将として2年連続準優勝に貢献した。11年のグランドスラム大会で台湾選手として初のメダルを獲得。12年のアジア選手権で2位になったが、世界ランクポイントがあと一歩足りずロンドン五輪出場を逃した。姉を追い、一歳下の妹、52kg級連 珮如(れん ぺいるー 3年)も山学大に入学、ともに樹徳館で練習に励んでいる。今では台湾の高校生一行が山梨学院高を表敬訪問した時に通訳を務めるほど日本語が上達した。今回の世界選手権は、次期五輪開催地リオデジャネイロで8月26日から9月1日まで開催される。大会出場が決まったため、この夏休みは台湾に帰らず、就職が内定した実業団チームコマツで、日本代表として出場する山学大の先輩48kg級浅見八瑠奈とともに出稽古を重ねて、そのままブラジルに渡る。世界選手権は世界ランクを上げる格好の舞台、得意の攻める柔道でメダルを取り、リオ五輪への足掛かりにする決意で臨む。
連珍羚選手練習アルバム
雨宮隆二(あめみや りゅうじ)選手 現代ビジネス学科2年 グレコローマンスタイル60s級 甲府市出身 韮崎工〜山学大 中学時代までは柔道をやっていた。ロンドン五輪金メダリストの富士吉田市出身米満達弘選手同様に、県内唯一のレスリング強豪校韮崎工で才能を開花させた。高2で全国高校グレコローマン選手権2位、高3の山口国体で優勝、高3で天皇杯に出場し山学大の先輩倉本一真(自衛隊)とも戦い3位。大学入学後は、昨年のインカレ・大学グレコ選手権3位、今春の明治杯全日本選抜3位など実績を重ね、世界ジュニア日本代表に選ばれた。先日のユニバーシアードには、ベルトレスリングという競技に出場したが、勝手が違ったという。世界ジュニアに向けては「去年は アジアで1回戦で負けしてしまった。今回は世界だが、最低でもメダルは持ち帰ってくる」決意で臨む。「この1年間、筋トレに励み、筋力量も増えたので、世界で通用するような体づくりはしてきたつもり、自分の力を試したい」と張り切っている。レスリング世界ジュニア選手権2013は、8月9日から18日にブルガリア・ソフィアで開催される。前期試験終了後、代表チームのコーチとして派遣される小幡邦彦コーチとともに、ナショナルトレーニングセンターで直前合宿を行いブルガリアに向かう。
雨宮選手練習アルバム
BOLTIN OLEG(ボルティン アレッグ)選手 経営情報学科1年 カザフスタンからやって来た20歳の新留学生、来日1ヵ月目の5月に行われた学生レスリング界最大のリーグ戦「2013東日本学生レスリングリーグ戦」早稲田大との優勝決定戦で、日本最強の前川勝利を強烈なタックルで倒しフォール勝ち、山梨学院大に5年ぶり4度目の優勝をもたらした立役者。身長186cm、階級120kg級、物凄い筋肉と超なで肩な体、縦にも横にも大きい巨漢選手。日本レスリング協会専務理事の高田裕司監督が「将来のカザフスタンオリンピック代表に育てたい」と国際レスリング連盟を通じてスカウトした。タックルは非凡だが、それ以外の技はまだそれほど身につけていない、磨けば光る 原石のような選手。日本語はまだほんの少ししか喋れないが、通訳してくれたモンゴル出身の74s級レンチンオチル・バヤラー選手によると「来日してすぐに日本の食べ物が大好きになった」という。国際大会への出場は今回が3回目で「得意のタックルと日本での練習で覚えた新しい技で、世界ジュニアでは金メダル、チャンピオンになりたい」とバヤラー選手を通して語ってくれた。将来の目標はと尋ねると「リオデジャネイロオリンピック、ゴールドメダル」と言う言葉が間髪を入れずに返ってきた。「レスリング・練習、日本語・練習・練習」と言う言葉も通訳なしで返ってきた。気は優しくて力持ちな好青年は、オリンピックを目指し、母国から遠く離れた、言葉も分からない異国に来た。彼にとっては 異郷である山梨で、山学大の重量級選手と元五輪日本代表の名選手小幡邦彦コーチの胸を借りて練習に励み、3年後のリオ五輪を目指す。
アレッグ選手練習アルバム
世界の舞台に立つ3人について、下田正二郎カレッジスポーツセンター長は「連は、ランキングポイントが足りずにロンドンを逃した。この世界選手権でポイントを上げ、リオ五輪に行ってもらいたい。雨宮は、昨年アジアに出て、今度は世界ジュニア、大いに経験を積んで来てほしい。アレッグは、カザフのオリンピック代表選手に育てたい。オリンピックを目指すチャレンジャーとして3人を送り出したい」と活躍を期待している。

文・カメラ(M.T)
Copyright (C) 2010 YGUPC. All Rights Reserved.