山梨学院パブリシティセンター
 
仲間と参加したロボ競技提案部門優勝
ドイツで開催された世界大会で世界一

平嶋友裕(ひらしま ともひろ)君 山梨学院小学校卒 山梨学院中学1年1組 12歳 甲府市 祖父・両親と4人家族、 5月7日から10日にドイツ・パダボーンで開かれた小中学生向け世界最大のロボット競技会「ファースト・レゴ・リーグ2013」に仲間6人とともに出場し、決められたテーマについて提案するリサーチプレゼンテーション部門で世界1位を受賞した。平嶋君らの6人グループは、甲府市中央4丁目の知育スクール「アイズアカデミー」に通う小中学生で作るグループ「ファーストフジサン」。昨年12月の東日本大会と今年2月の全国大会を突破し、ヨーロッパやアジアなど32カ国から53チームが参加した世界大会に出場した。

大会は4部門で成り立っており、自律型ロボットを作ってミッションをクリアする「ロボット競技」、毎年のテーマに対する解決策を提案する「リサーチプレゼンテーション」、チームワークを審査する「コアバリュー」、ロボットの戦略・技術・プログラミングを審査する「ロボットデザイン」の4部門について、各部門の上位3チームと総合成績の上位3チームが表彰される。平嶋君たち6人が世界一を獲得した「リサーチプレゼンテーション」部門は、科学的・社会的テーマのもとで毎年変わる出題について、物理・科学・数学・工学の知識を総動員して難問解決と提案にチームワークで挑むもの。今年は「高齢者の生活の質向上」が出題テーマだった。メンバーは、お年寄りが抱える課題や悩みを 調べるために、一人暮らしの高齢者や医師・保健師を訪ね、「自宅に引きこもりがちな高齢者が鏡を使って他者とつながることで心の健康を維持するアイデアを思いついた」という。プレゼンしたのは、鏡を画面代わりにして遠く離れた人からのメッセージなどが見られる「スノーホワイトミラー」。このアイデアは、高齢者が鏡の前に立つと家族や知人の顔が映し出されて、メッセージを見たり聞いたりすることが出来るほか、近所のお店のセール情報を確認できる仕組みとなっている。「メッセージで元気を出してもらい、買い物など外出のきっかけづくりになれば」と提案、「ボタン操作もいらないので使いやすい」などと英語でアピールした。

大会の公用語はすべて英語で行われた。平嶋君の英語力は英検準2級、「山梨学院小学校1年の時から教わってきた英語がとても役に立ちました」と話す。その一方で、イスラエル代表の子たちとの交渉役を任された時は「英語が通じなくて、世界には英語も通用しない国がたくさんある」ことも実感した。「自分の視野を広げる舞台になりました」と振り返る。 

6人が通っている「アイズアカデミー」は、レゴを使って色々な物の仕組みを考える知育教室。普段は週1のスクールだが、大会前は日曜日も集まり特訓を重ねたという。チームの3原則は"出し合う・聞き合う・話し合う"、皆で意見を出し合い、友だちの意見を聞き合い、話し合いで皆の意見をまとめて来た。

平島君は「レゴを始めた頃は、ただ単に組み立てるものだと思っていましたが、マインドストームというコンピューターブロックがあって、これにモーターや色々なパーツを組み合わせてロボットを作り上げるなど、やって行くうちにとても奥が深い楽しいものだと分かりました。これからも続けて行きたい」と話し、「個人的には初出場で、いきなりの優勝で大変驚きましたが、来年は総合優勝を狙いたいです」と夢を膨らませている。

友達といっしょに過ごす時間も好きで、一人で読書やカードゲームを楽しんだり、レゴを組み立てる時間も好き。学校の部活は囲碁将棋部に入っているというのだから、知的なことに取り組むのが人一倍好きな少年という印象を受ける。まだあどけない12歳という印象も受ける。でも、その胸は、もう将来の目標を抱いている。「将来は、山梨学院小学校の教師になりたい、数学と社会を専門分野にしたい。そのために、いろいろなことにチャレンジしたい」のだという。その小さな胸には、夢がたくさん詰め込まれている。

文・カメラ(M.T)

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