山梨学院パブリシティセンター
 
全日本フィギュア選手権に出場
華麗にダイナミックに"3回転"

那須野 光(なすの ひかる)、経営情報学部経営情報学科1年、1991年5月11日生まれ、19歳、長野県岡谷市在住、東日本フィギュア選手権で6位入賞し出場権を獲得、フィギュア日本一を決める全日本フィギュア選手権に初出場する。山梨学院大スケート部初の全日本フィギュア出場選手が誕生。

きっかけは長野オリンピック。金メダルを取ったタラ.リピンスキー(米国)選手に憧れて小学1年の時にフィギュアスケートを始めた。岡谷市やまびこの森アイスアリーナで練習に励み、岡谷市立田中小、南部中、東海大三高を卒業。大学にスケート部があり、練習環境を変えずに自宅から通える山学大に進学した。1時間半かけて岡谷市の自宅から甲府に通学、夕方からやまびこの森アイスアリーナで練 習に励む生活をほぼ毎日続けている。
過去の主な成績はインターハイ13位、国体9位など、東海三高3年だった昨年の東日本フィギュアで7位に躍進したが、あと一歩のところで全日本フィギュア出場を逃してきた。大学生になった今年、才能がさらに開花した。11月4日から青森県八戸市で開かれた第36回東日本フィギュア選手権で6位入賞、念願 だった東日本ブロックと西日本ブロックの上位選手と予選免除者の30数人しか出場できない全日本フィギュアスケート選手権の出場権を獲得した。12月23日から長野市のビッグハットで開催される全日本選手権に初出場する。
スピードのある、勢いのある演技が持ち味、「トゥループ」と「サルコウ」の2種類の3回転ジャンプを跳ぶ。「東日本ではサルコウはちょっとミスしました、全日本では両方揃えたい」と端正な顔で語り、「初出場なので、チャレンジ精神で自分の演技をすることに努めたい。トップの選手を見れるので、色々なこと を吸収してきたい」と静かに心を燃やしている。

指導に当たっているのは、伊藤みどりさんとともにアルベールオリンピックに出場した元五輪日本代表の村田光弘コーチ(40歳)、小学生の時から見守っている。「彼女は、一つ一つの技を大きくスピーディーに表現する、ダイナミックな演技が特徴。小さい時は無口だったが器用、思いを胸に秘めて練習に取り組む芯の強い子」と表現する。「自分の努力でこじ開け、出場権を獲得した、19歳になってさらに成 長している。これまでは一生懸命だったが、これからはいい意味でスケートを楽しんでもらいたい、楽しむことを教える選手に成長してもらいたい」と語る。

取材にお邪魔した日の練習開始時間は午後5時45分、小学生を含む約30人のメンバーと一緒に、基本練習やジャンプの練習を繰り返し繰り返し行なっていた。「東日本では、自分の出来ることをちゃんとやれば上位に入れるという自信を得ました」と話し、「全日本では、トリプルをミスなく飛ばないと勝負になら ないので、きちんと降りたい。そして、上体の動きに気をつけて、上のレベルのエッジワークで上位を狙いたい」と述べた。

都会の恵まれた環境のリンクで練習できる選手と違い、夏場は練習場所の確保も難しい地方都市でコツコツとひたむきにフィギュアと向き合ってきた。低年齢化が進むフィギュアの世界では遅咲きとも言われる年齢でトップレベルの仲間入りをした彼女の将来の夢は「アイスショーに出ること」そして、その先の将来の 夢は「村田先生のようなコーチになること」。那須野光、19歳は、生まれ育った故郷を愛し、そこから山梨学院に通い、情熱と誇りを持って一つのことにコツコツと取り組んでいる。 (M.T)
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